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2006年10月24日 (火)

やはりアルマイトは必要ですね。

1121237_img アルミ地肌も良いのですが、やはり商品価値という面ではアルマイトは欠かせませんね。

毎度言っている、こういったベルハウジングのような丸物は当然ながら旋盤の守備範囲になるわけです。

それをフライスで加工する時点で時間がかかってしまいますし、加工の引き目(加工目?)がどうしても旋盤の引き目とは大きく異なります。どう考えても旋盤のほうがきれい・・・・ですね・・・・(クッソー)。

1121240_img ホイール付きのアッセンブリー写真ですが、やはりパッと見たときが違うでしょ?!

黒色にしたので知らない人には逆に鉄っぽく見えてしまう人もいるかもしれませんが、僕個人的にはアルマイトの黒色は好きです。

なんというか、質感が出る感じがしますね。

ちなみに、ひとつ前でも書きましたが、アルマイトといっても、硬質アルマイトという部類に入る処理を施してあります。表面が硬くなる処理ですね。プーリーのようなベルトとこすれる部分だったり、このベルのようにフローティングだったりする場合は硬質アルマイト必衰です。

1121242_img リヤに関しては形状、ちょっと凝ってしまったんですが・・・ブラケットも製作しました。

話し戻って、、、、

そう言えば、アルマイトには塗膜指示が必要になります。鉄のメッキも同じなのですが、ただ単純に色付けや、腐食防止の意味で行うアルマイトとは、硬質アルマイトは意味が違うわけですね。

そしてフローティングの量に関してもアルマイト塗膜の量をメーカーに指示し、何ミクロンなのかを指定して施してもらうのが一般的です。逆に、塗膜の膜厚を何ミクロンにするかを考慮して穴径等を決めて加工していくわけですね。だって、穴にたとえば50ミクロンのアルマイト塗膜をしたとしましょう(仮にですよ!!こんなにのせませんからね・・・・)そうすると0.1ミリ内径は小さくなっちゃうわけですよ。こりゃ事件でしょっ!!

と、色々と加工屋さんは考えて作っていくわけですな!!こりゃ、大変ですよ・・・本当に・・・。

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